画像を塗りつぶした部分に一瞬で自然な画像を補完する技術を早稲田大学の研究者が開発しました。今回はこの画像補完プログラムをご紹介します。
動画は以下より。
画像補完プログラムとは
まず、作業するためのDocker環境を構築し、ツールを実行するところから始まりますが、対象となるイメージ画像の一部分を白や灰色といった単色で塗りつぶすと、AI(人工知能)が自然な画像を補完してくれるというプログラムです。
神様のようなAI(人工知能)ツール
例えば、広大な敷地を白く塗りつぶせば、地面、空、雲が、人の顔を白く塗り潰せば、顔の輪郭、色などの情報から、それらしい顔がAI(人工知能)によって補完されます。驚くべき部分は補完された画像の完成度。始めからそうであったかのような自然な状態の画像が完成されます。
【考察】この技術がどう応用されるのか
もう写真が加工されたものかどうかを見極めるのは本当に難しい時代に入ったと思われます。フランスでレタッチした写真にはレタッチしたことを明記しなくはならない法律が出来たそうですが、それも理解できます。こういった技術がPhotoshopやスマートフォンアプリに搭載されるようになる日は近いのかもしれません。