AIを用いて作業効率化を図る機能が開発された事例について紹介します。
この新しいシステムはAdobe Maxファンカレンスで紹介予定だそうです。
Adobe Sensei の仕組みについて
Adobe SenseiはAdobeの様々なアプリケーションに搭載されています。
人工知能と機械学習を利用することにより、イメージの検索、合成、動画のトランジション編集
そしてコンセプト作成から完成までコンテンツ提供の高速化を可能にできるそうです。
例えば、photoshopでは「コンテンツに応じた塗りつぶし」という機能が搭載されており、
画像の選択した部分をその画像の他の部分から切り取り、シームレスに塗りつぶすことができます。
After effectの新しい機能
このシステムは1万枚以上の画像で訓練された人工知能(Adobe Sensei)を利用しており、
ソース元のビデオに映る人体の動きを検出することで腕、胴体など18の関節のトラッキングポイントを
生成することができます。
そして生成したトラッキングポイントは、アニメートするキャラクターに転送が可能になります。
ボディトラッカーは、手動のキーフレーム操作を減らして時間を節約するもので、
「制作の時間を大幅に節約していただければ幸いです。」と述べているそうです。
【考察】動画制作のクオリティ向上
キャラクターなどにアニメーションを施すにはモーションキャプチャーなどの専用の機材を用いたり、
手動で調整が必要になったりと非常に時間がかかることが当たり前でした。
この機能を利用し、その時間を大幅に削減が可能になり手間をかけなければいけない場面に
時間を使えるようになることで更なるクオリティアップに繋がるといいですね。
Adobe’s latest experiment tracks your body to create super quick animations