AI(人工知能)事例集 vol.20 JR西日本が外国語で観光案内するAI(人工知能)ロボを実証実験中
JR西日本は、AI(人工知能)技術を使い、大阪駅構内の観光案内所で増加する外国人観光客に案内ができるロボットの実証実験を開始しています。4台の異なる特徴を持つシステムを大阪、京都両駅で実証実験し、結果をもとに将来的な導入を目指します。
動画は以下より。
人の顔や音声を検出するカメラなどを備えたロボットで接客対応
大阪駅に設置されたのは人の顔や音声を検出するカメラなどを備えたロボットで、高さ180センチ、幅70センチ。観光地や駅への行き方がわからない観光客らが「通天閣はどうやって行くのか」などと日本語もしくは英語で尋ねると、音声や画面表示で電車の乗り場や乗換駅などを案内します。
AI(人工知能)で答えられなかった質問を学習
答えられなかった質問やイントネーションなどを蓄積し、AI(人工知能)で学習する機能も備えております。また、設置場所については、鉄道路線のほか駅構内のトイレやコインロッカー、近隣の商業施設や観光地、ホテルなどの案内が可能とのことです。
【考察】駅の案内にAI(人工知能)導入は不可欠
2020年東京五輪・パラリンピックを控え、訪日外国人客へのサービス強化や、今後見込まれる駅員の減少に備え、各施設でのAI(人工知能)の本格活用は必要不可欠となるでしょう。一部AI(人工知能)は東京五輪前に運用を始める方針とのことで、127カ国語ができるロボットが誕生する日も間近に迫っております。