ロボットから電話がかかってきても、普通はすぐに何かがおかしいと気づく。変なふうに聞こえ、ロボットだとわかれば電話を切るのも簡単です。今回はAI(人工知能)が人間と同じように美容院やレストランなどに電話をかけ自動的に予約をとってくれる。「Google アシスタント」を紹介します。
動画は以下より。
「Google Duplex」とは
Google Duplex(デュプレックス)の開発チームが、毎年恒例の開発者向けカンファレンス「Google I/O」で、「Google アシスタント」が人間を相手に、電話で自然に会話することを可能にする技術を発表しました。AI(人工知能)が私たちの会話の調子をまねて、現実世界のシンプルなタスクを完了できるようになリます。
聴衆を圧倒したデモンストレーション
最高経営責任者(CEO)のサンダー・ピチャイの基調講演でのデモは、事前録画した動画を再生するだけの物でした。最初は美容院の予約で、女性スタッフが電話に出ました。アシスタントは女性の声で約1分間にわたって会話し、最終的にカットの予約が取れたという内容で、次はレストランの予約。こちらも通話時間は1分程度だったがアシスタントは臨機応変に対応し、無事に会話を終えました。これらは聴衆を圧倒するものでした。
【考察】どう導入していくか課題は山積み
Googleアシスタントに指示するだけで、AI(人工知能)が勝手に電話をかけて予約をとってくれる時代がやって来ます。その仕組みは謎に包まれていますが、倫理的な問題や悪用される危険性、AIが人間相手にどう名乗るかなど、解決すべき課題は山積み状態だと思います。
Keynote (Google I/O ’18)ーYouTube
HOW GOOGLE’S EERIE ROBOT PHONE CALLS HINT AT AI’S FUTURE