AI(人工知能)事例集 vol.82 AIが6人プレーのポーカーでプロに圧勝
17 July,2019

AI(人工知能)事例集 vol.82 AIが6人プレーのポーカーでプロに圧勝

Facebookとカーネギーメロン大学(CMU)の研究チームは7月11日、共同で開発した人工知能(AI)ボット「Pluribus」が6人対戦のポーカーで世界のトッププロプレーヤー5人に勝利したと発表しました。

 

動画は以下より。

プロをもおさえるAIの実力

AIはこれまで、チェスと囲碁のプロのプレーヤーに勝利してきました。チェスと囲碁は、どちらもルールが明確なボードゲームです。ポーカーにもルールはありますが、相手の手がわからずブラフのような戦術を使い感情を操る必要があるため、より複雑でAIには難易度が高いとされています。この対戦では各ゲームに世界大会の優勝者2人を含む6人のプレーヤーを参加させ、AIが管理しなければならないシナリオを増やすことにより複雑さを増しているにもかかわらず、「Pluribus」は決定的な勝利を収めています。

 

革新的な学習プロセス

「Pluribus」は、対戦相手の手を最後まで予測せず、2・3手先までに限定することで、予想プロセスを大幅に効率化したそうです。その結果、AIの自己学習期間はわずか8日。システム構成は、512GB以下のRAMを搭載した64コアサーバのみで、「Pluribus」の自己学習に要したコストはわずか150ドルだったとのことです。また、「Pluribus」は、実際にプレイする際、2個のCPUと128GBのメモリーしか使用しないそうです。

Facebookは、このイノベーションは今後、複数の要因と隠された情報が複雑に絡み合う現実世界での問題、例えばサイバーセキュリティや災害予測、オンラインオークション、交通渋滞問題などで応用していけるとしています。

 

【考察】発展していくAIと芸術

プロにも通用する精巧なAIですが、128GBメモリで動作するという点からスマートフォンに組み込むことも可能になりそうです。ポーカーやゲームの戦術のみならず、戦略的思考能力を必要とする様々なコンテンツにも影響を与ていくかもしれません。

 

 

Pluribus-動画
Pluribus

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