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人工知能・AIブログ

2020年4月6日

AI(人工知能)事例集 vol.162 コロナウイルスとの戦いにAIを巻き込む/可能性と落とし穴

COVID-19コロナウイルスの公衆衛生リスクに対して、AI技術ができる対策はあるのでしょうか?実際、AI技術には、新しいワクチンを魔法のように発見するというような準備はまだできていませんが、コロナウイルスとの戦いを助ける重要な可能性があります。

AIの可能性

伝染病拡大防止の多くは、接触者の追跡と、その情報による感染拡大予測に基づいています。私たちは、日常生活や人との交流を通じて、常にデジタルの足跡を残す時代に生きているため、これらの膨大なデータをAI技術を用いて分析することで、検出、接触の追跡、感染クラスターの発見、感染拡大パターンの発見、ハイリスク患者の特定が可能になります。

例えば南京では、市民は地下鉄や多くの店舗で携帯電話でQRコードをスキャンして所在登録をするよう求められます。広範囲の封鎖をせずにウイルスを効果的に封じ込めたことで知られるシンガポールでは、公共カメラを使って感染者の交流パターンを追跡し、さらに任意で連絡先を追跡するアプリが導入しています。米国では、COVID-19感染の早期発見のために体温や心拍数のデータを採取する研究が進められています。

COVID-19の症例がピークに達すると、多くの都市の医療インフラを圧迫するのではないかと危惧されています。この状況を緩和する一つの方法は、遠隔で医療支援を提供することです。

また、AI技術はフェイクニュースの拡散を防ぐことが可能です。今回のパンデミックのなかで、不完全な知識と不安が相まって、信頼性の低い嘘の情報が拡散されています。AI技術は、疑わしい情報に印をつけたり、より信頼できる情報源を指し示すことができます。

AIの落とし穴

ただし、このようなAIの使用は、人々のプライバシーと自由を侵害するという面では、物議を醸しています。

例えば、中国は隔離された人口を養うために国家資源を動員し、ウイルスの拡散を分析するために大規模な携帯電話の追跡を使用しています。イスラエルは台湾と同様に、検疫を確実にするために携帯電話の追跡を使用していると報告されています。

一旦そのような実績ができると、コロナウイルス収束後も、それらはその後の社会にも引き継がれることとなるでしょう。この危機的な時期における選択が、今後の私たちの社会を変化させる可能性があることについては、慎重さが求められています。

【考察】AIによる感染拡大防止の可能性とプライバシー侵害のリスク

現在、日本においても感染経路不明なコロナウイルス感染者は日々増えつつあります。膨大な人の流れを分析することができるAIの導入は、感染拡大に多大な成果をもたらす可能性があるでしょう。

その反面、こういった情報の収集と利用が、プライバシーの侵害という観点で懸念があることは否めません。

これらの事柄は、慎重に審議された上で導入されるのが常ですが、現在のような世界的なパニックの中で、いかに正しい判断ができるかは、「AI」ではなく、最終的にそれを利用する「人間」の手に委ねられているのです。

参考:https://thehill.com/opinion/technology/490005-enlisting-ai-in-our-war-on-coronavirus-potential-and-pitfalls

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