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人工知能・AIブログ

2020年5月22日

AI(人工知能)事例集 vol.186 バークレイズ銀行、銀行業務におけるAI活用に革新

イギリスのバークレイズ銀行が、金融サービスにおけるAI活用のイノベーターとして台頭してきています。S&Pグローバルの上位100銀行リストで20位にランクされている英国の銀行は、自社でAIアプリケーションを開発するよりも、AI製品やサービスのサプライヤーと連携しているといいます。

バークレイズ銀行で進行中の3つのAI活用

バークレイズで進行中の3つのAIイニシアチブと、それぞれに取り組んでいる業界パートナーは以下のとおりです。

まず一つ目は、Simudyne社による、ローンリスクを評価するための予測分析の採用です。

2007年に設立されたロンドンのSimudyne社は、「エージェントベースのモデリング」を用いて、シミュレーションされた取引や顧客を使って銀行業務を実行し、詳細な予測を行い、過去の慣行の改善を目指しています。バークレイズ銀行はSimudyne社のこの技術を利用し、住宅ローンの分析、ストレステストの実施、投資機会の調査、流動性の低いシナリオの分析を行う予定です。

二つ目は、Nuance社と共同で行っている、音声認識認証の適用です。

音声認識とAIを提供するNuance社は、自然言語処理技術に基づく「音声バイオメトリクス」を提供し、バークレイズ銀行が電話の音声で顧客を認証するシステムの構築を支援しています。このシステムの導入後、顧客認証のために銀行が実施するセキュリティ上の質問に対する苦情が90%減少しました。また、平均通話時間も15%短縮されたといいます。

三つ目は、IBMと共同開発した、Business Process Automationです。これはデビットカードの無効化を自動化し、顧客のフィードバックを分析するプロジェクトです。

IBMはビジネス・プロセス・マネージャーとBlueworks Live製品を提供し、バークレイズ銀行がSMSメッセージを介して詐欺についての警告を出したり、個人情報盗難の可能性を監視したり、クレジットカードの紛失や盗難の処理を行う技術を通じて、顧客満足度を高めるためています。

Simudyne社への投資

Citya.m.によると、バークレイズ銀行は2019年にSimudyne社へ、拡大のための資金として600万ドルを投資したといいます。「Simudyne社のような高成長のフィンテック企業と提携することは、当社のテクノロジー戦略の中核です」と、バークレイズ銀行のプリンシパル投資担当マネージングディレクター、アンディ・チャリス氏は述べています。「Simudyneのプラットフォームは、その普及が進むにつれて、最終的にはより強く、より効率的な技術を駆使した金融サービス部門の育成に貢献することになるでしょう。」

【考察】銀行とAI開発企業との連携

バークレイズ銀行のように、AI技術を有した様々な企業が、そのサービスを提供する形がこれから増えていく可能性があります。

AIの活用によるサービス向上のため、AIにいつ、どれだけ投資を行うかを見極めることが、これからの銀行の課題の一つとなるのかもしれません。

参考:https://www.aitrends.com/financial-services/barclays-innovating-in-use-of-ai-in-banking/

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