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人工知能・AIブログ

2020年6月3日

AI(人工知能)事例集 vol.191 アルツハイマー病につながる認知機能の低下を予測するAI

科学者たちは、アルツハイマー病につながる認知機能の低下に関して、正確な予測を行う新しい人工知能(AI)アルゴリズムの訓練に成功したといいます。

認知機能の低下を予測する人工知能アルゴリズム

ダグラス・メンタルヘルス大学研究所の計算神経科学者であるMallar Chakravarty博士らは、磁気共鳴画像(MRI)、遺伝学、臨床データから学習するアルゴリズムを設計しました。このアルゴリズムは、個人の認知能力が今後5年間でアルツハイマー病に向かって悪化する可能性が高いかどうかを予測するのに役立つといいます。

「現時点では、アルツハイマー病を治療する方法は限られています。私たちのAIは、医師のアシスタントとして重要な意味を持つ可能性があります。例えば、アルツハイマー病の初期段階を遅らせたり、予防のためにライフスタイルを変えることができます」と、マギル大学精神科のChakravarty助教は述べています。

PLOS Computational Biology誌に発表された今回の研究成果は、アルツハイマー病神経イメージング・イニシアチブのデータを使用したものです。研究者らは、正常な健康な高齢者から、軽度の認知障害のある人、アルツハイマー病患者まで、800人以上のデータを用いてアルゴリズムを訓練しました。

より多くのデータが予測を改善させる

現在、新しいデータを用いて予測の精度を検証しているといいます。より多くのデータがあれば、科学者たちは、アルツハイマー病につながる認知機能の低下のリスクを持つ人々をより識別することができるようになります。

カナダのアルツハイマー協会によると、2016年には56万4000人のカナダ人がアルツハイマー病または別の形態の認知症を持っていました。この数字は15年以内に93万7000人に増加するといいます。

世界では約5000万人が認知症を患っており、世界保健機関(WHO)によると、2030年には8200万人、2050年には152人に達すると予測されています。認知症の中で最も一般的なアルツハイマー病は、認知症の60~70%を占めていると考えられています。現在のところ、この病気に対する真に有効な治療法はありません。

この研究は、カナダ保健研究所、カナダ自然科学工学研究評議会、ケベック州サンテ、ウェストン脳研究所、パーキンソン研究のためのマイケル・J・フォックス財団、アルツハイマー病協会、ブレインカナダ、およびカナダ第一研究優秀基金から資金提供を受け、進められているとのことです。

【考察】アルツハイマー病を予防するAIの可能性

現在、有効な治療法のないアルツハイマー病は、高齢化社会が抱える大きな問題であると言えます。

多くの症例でAIを訓練することで、今後更にアルゴリズムが洗練されれば、人が長く生きる上で健やかに人生を送る大きな希望になるかもしれません。

参照元:AI could predict cognitive decline leading to Alzheimer’s disease in the next five years

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