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人工知能・AIブログ

2019年12月17日

AI(人工知能)事例集 vol.141 米ハイパージャイアント社が藻類とAIを活用し気候変動と戦う技術を開発

アメリカに本社を置くハイパージャイアント社が藻類とAIを活用することで気候変動に立ち向かうシステムを開発した事例を紹介します。

EOSバイオリアクター

同社が開発したAIを動力源とする「EOSバイオリアクター」は、藻類が光合成をすることによって二酸化炭素を回収する能力をもった装置です。
この装置は光合成の自然のプロセスを利用して排出物をろ過し、二酸化炭素を回収します。
ガラス管の中には人工の光で育てられる藻類が入っており、AIはこの藻類の成長を監視して制御します。
そしてこの装置は藻類の生育環境を最適化することが可能で、1エーカー(4046.86平方メートル)と同じ量の二酸化炭素を大気に排出することが可能だそうです。
この反応器が二酸化炭素を回収した後は藻類を収穫して乾燥フィルムに抽出され、動物飼料や肥料などに混合したり、保湿剤や栄養補助食品などのような製品や成分として使用することが可能です。
この回収技術は、気候変動の最悪の影響を回避するために必要だと科学者が主張していた科学技術の一例でもあるそうです。

藻の影響

藻類というものは気温上昇の影響で膨大な数が水中で繁殖しており、酸素不足による魚や他の海洋生物を窒息させるデッドゾーンを作り出しています。
しかし、AIを利用することで増え続ける藻類を気候変動と戦う道具として扱うことができたらどうだろうか?という点から開発に至ったそうです。
近年、鋼鉄工場や石炭火力発電所では、大気中に放出される前に温室効果ガスを補足するため藻類を利用した技術が導入されているそうです。
ハイパージャイアント社の技術革新はその科学技術にAIを加えたものになります。
同社は「現場にいても誰もこの機械を監視したり、保守したりする必要がないようにすること」を目標に掲げているそうです。
しかし、とある海洋科学者は「このようなアプローチでは気候変動に対抗できるほど高い割合で炭素を回収することはできない」と語っています。
研究者たちは二酸化炭素の回収のための技術的な解決策はまだ実現していない状況にあるが、AIがそれを解決するための鍵となることを証明したいと考えているそうです。

【考察】自然を活用して

藻類を使って二酸化炭素を回収するという技術や考え方はとても面白く感じますね。実際に、工場や発電所で既に活用されているというのは驚きました。
まだ、発展途上の技術ではありますが二酸化炭素を回収するだけでなく、その後の活用方法も展開することが可能だそうですので、今後ますます発展していくことを期待しています。

参考:Researchers built AI technology that uses algae to fight climate change, and they’re planning on releasing the design so anyone can build one

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