中国の企業が人工知能処理を可能とする、AIチップを発表した事例について紹介します。
含光800

このAIチップは、通常であれば1時間かかる計算処理をわずか5分で完了でき、大幅な時間の短縮が可能と述べているそうです。
このAIチップには約170億個のトランジスタが含まれており、推定画像分類ベンチマークテストの結果、このAIチップの性能は毎秒78,563画像(IPS)だったそうです。そして、他社製品の製品と比べ、46倍も強力な性能を備えており、このチップのピーク効率は500IPS/Wにもなるそうです。
活用場面
このAIチップは動画分類からスマートシティアプリケーション、パーソナライズされたおすすめ、広告、インテリジェントな顧客サービスまで、多く場所で実装されているそうです。
例えば、e-コーマスにビジュアル画像検索を適応し、顧客がクエリオブジェクトの写真を撮ることにより、商品が検索できるようになるそうです。
そしてこのAIチップはこれ以外だけでなく、クラウドコンピューティング製品や、医療画像処理、自律走行などにも利用される見込みだそうです。
【考察】小さくても
この小さなチップが様々な機能や性能を備えているのに驚きますよね。
現在、特に自動車の自動運転化の開発などが進んでいます。その製品の開発の中で、こういった小さくて高性能なAIチップの需要が高まって行くのではないのでしょうか。
特に自動車の自動運転化については、AIの性能が重要になってきますよね。今後もこの点においての開発が進んで行くことを期待しています。
Alibaba’s New AI Chip Can Process Nearly 80K Images Per Second