AIを利用することで写真からアバターの作成が可能になるシステムが開発された事例について紹介します。
2Dから3Dに

リアルなアバターを写真から生成することが可能になるシステムを、AIソリューションを専門とするNetEase傘下のFuxi Labが開発しました。
このシステムは2D画像から3Dアバターに変えるために、顔の骨の構造を認識することを学習させたそうです。
そして生成されたアバターは、ゲームの視覚に合わせてイメージが調整されます。
既にこのシステムは利用されており、中国のゲーマーによって100万以上のアバターが作られているそうです。
今後の開発では顔や髪、表情さらには動きまでも作成しキャラクターをより生き生きとしたものにすると語っているそうです。
不気味の谷
このシステムによって生成されたアバターは完全なものが形成されるわけではないので手動で調整が必要になります。
ですが、この新しいシステムにより制作者は最低限の調整のみで3Dゲームキャラクターのアバター生成が可能になるそうです。
また、制作するアバターは世界観と一致したルック&フィールを持たなければならないので、繊細な人間の顔をそのままキャラクターに投影すると「不気味の谷」と呼ばれる現象が発生します。
しかし、このAIのおかげによってゲームの世界観に合う顔を再現することができるようになったそうです。
【考察】したいを形に
ゲームなどのアバター作成をしているとちょっと違う、理想のものが無いなんて思うことがありますよね。
写真を使うことで思い通りのものが形にできたらいつもやっているゲームが何倍も楽しく感じれると思います。
また、今回のこのシステムはゲーム内での利用を想定されていますが、今後他の分野でも活用できるシステムなのではないかと思います。
参考:NetEase’s AI allows players to create avatars from selfies
参考:NetEase can use AI to turn you into a game avatar with one selfie